家の中に閉じこもり、静かすぎる時間の中でふと不安に襲われることはありませんか?
「このままでいいのだろうか」「自分はどうすればいいのか」……。
私の手元には、1994年から続く30年分の日記があります。そこには、子どもの病気、自身の休職、そして仕事に追われる日々の葛藤が克明に記されています。
今回は、過去の自分と同じように、今まさに「家族の健康」や「働き方」に悩んでいる方へ、長い年月を経て気づいた「心を軽くする視点」を共有したいと思います。
1. 子どもの病気と向き合う不安:自家中毒という経験
日記を読み返すと、2002年の今日、当時5歳だった次男が突然の嘔吐で入院した記録があります。「自家中毒(現在の周期性嘔吐症)」との診断でした。
2002年の今日:
次男 5歳 11:40 吐く、16:00 入院。自家中毒との診断。
さらに別の日には、薬の影響で眠り続ける長男と、その横で動画を見続ける次男を前に「これでいいのか」と自問自答する自分の姿がありました。
親として、思うように動けない子どもを前に何もできない無力感を感じるのは、本当に辛いものです。しかし、今振り返って言えるのは、「その時、一緒にそばにいたこと」自体が、すでに十分なケアであったということです。
※お子様の症状や治療に関しては、自己判断せず、必ず専門の医療機関に相談し、適切な診断を受けることが何より大切です。
2. 仕事・休職・介護。重なるストレスをどう受け止めるか
私の30代から50代は、決して平坦ではありませんでした。
- 1999年・2006年:「休職中」の文字。子育ての盛りと、親の高齢化が重なっていた時期です。
- 2013年:早朝5時前の出勤、持ち帰り仕事、さらに自治会の活動。
- 2018年:老健へ入所する86歳の父を見舞う日々。
仕事と家庭、そして介護の「板挟み」は、多くの人が直面する課題です。当時の私は、朝礼の内容を深夜2時半まで考えるほど、自分を追い込んでいました。しかし、無理を重ねれば、いつか心身が悲鳴を上げます。休職という選択をしたことも含め、「休むことは、歩みを止めることではなく、次へ進むための準備である」と今は確信しています。
3. 人生を変える「心の習慣」:2014年のメモより
多くの苦難を経験する中で、2014年に私が日記に書き留めた言葉があります。これは、現在でも私の指針となっています。
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
この言葉は、元を辿ればウィリアム・ジェームズなど多くの賢人が提唱しているものですが、私が実感したのは「心」の置き所一つで、過去の捉え方さえ変わるということです。
「雨のち曇り」の日のように、どんよりとした停滞感を感じる日があってもいい。その「停滞」の中で、一駅分歩いてみる(2004年の記録)、同僚からおごってもらった飲み物に感謝する(2012年の記録)、そんな小さな行動の積み重ねが、結果として「運命」を少しずつ動かしてきたのだと感じます。
まとめ:今、暗闇の中にいるあなたへ
もし今、あなたが「どうしたらいいかわからない」と立ち止まっているなら、まずは自分を責めるのをやめてみてください。
【この記事のポイント】
- 完璧な親・社員を目指さない:そばにいること、休むことも立派な選択です。
- 小さな習慣を大切にする:一駅歩く、誰かと挨拶を交わす。そこから変化は始まります。
- 時間は解決の味方:30年前の悩みも、今の私にとっては「人生の糧」になっています。
人生には「静かなる咆哮」が必要な時期があります。表面的には静かでも、心の中で必死に生きようと葛藤すること。その経験こそが、将来のあなたを支える資産になります。
明けない夜はありません。今日という日を、どうか大切にお過ごしください。