静かなる咆哮

~言葉は光、歩みは祈り。荒れ狂う運命を乗りこなし、真の自由へと手を伸ばす~

朝の通勤電車で倒れた息子。親として「見守る」勇気と、過去の自分への教訓

子育てが一段落したと思っても、親にとって子供の悩みは尽きないものです。先日、我が家で起きた出来事、そして過去の苦い記憶を振り返りながら、「家族との距離感」と「自分を律すること」について考えました。

通勤電車で気を失った長男。親にできることは?

その日は、母を整形の外勤リハビリへと送り届け、ようやく一息ついたところでした。昼食に納豆ご飯を済ませた時、仕事を休んで家にいた長男と顔を合わせました。

実は長男、今週の月曜日と火曜日も仕事を休んでいたのです。水曜日はなんとか出勤したものの、帰宅した彼から衝撃的な事実を聞かされました。

「実は、朝の通勤電車の中で一瞬、気を失ったんだ」

驚きと不安で動悸がしました。近所のクリニックを受診したところ、診断は「貧血の疑い」。最近、目に見えて痩せてきていたこと、そして朝食を抜いて出勤する日が続いていたことも原因の一つのようでした。

「見守ってほしい」という言葉の重み

親としては「もっとしっかり食べなさい」「仕事を少し休んだら?」と口を出したくなります。しかし、息子が口にしたのは「見守っていてほしい」という言葉でした。

成人した子供に対し、親がどこまで介入すべきかは非常に難しい問題です。しかし、本人が自分の足で立とうとしている時、一番必要なのは「過干渉」ではなく「信頼」なのだと痛感しました。今は、彼の回復を信じて静かに見守る。それが今の私にできる精一杯の愛情表現です。

 


過去の自分を振り返る:1999年、2000年の記憶

日記を読み返すと、今の息子と同じように、私自身もまた人生の荒波の中にいたことを思い出します。

1999年:36歳、休職中の静寂

27年前の今日、私は休職中でした。今の息子のように、心身のバランスを取り戻そうともがいていた時期だったのかもしれません。この「空白の時間」があったからこそ、今の自分があるのだと改めて感じます。

2000年:37歳、断り切れなかった自分との決別

そして翌年。投資の世界で手痛い経験をしました。先物取引(トウモロコシ)の勧誘に抗えず、大きな金額を投じてしまった記録が残っています。

  • 18日に15枚(1,230,000円)
  • 本日、さらに15枚(705,000円)追加買い
  • 合計投資額:1,935,000円

当時の日記には、「言いなりで断り切れない自分がいた」と、後悔の念が綴られています。今振り返れば、なぜあんなに弱気だったのかと思いますが、それもまた当時の私にとっての「現実」でした。

 


まとめ:失敗も不安も、すべては糧になる

息子の体調不良も、私の過去の投資失敗も、共通しているのは「痛み」を伴う経験であるということです。

しかし、その痛みがあるからこそ、私たちは他人に優しくなれたり、自分を律する強さを持てたりするのではないでしょうか。

もし今、ご家族の健康や、過去の自分の選択に悩んでいる方がいたら、伝えたいことがあります。

「正解」を急がなくていい。今はただ、自分や家族を信じて、静かに見守る時期なのかもしれません。

私も、明日からまた、息子が健やかに朝を迎えられるよう、そっと見守り続けたいと思います。