人生には、家族のケアや仕事の責任が重なり、まるで「嵐の真っ只中」にいるような時期があります。私の過去の日記を振り返ると、30代から50代にかけて、まさにその荒波の中にいたことを思い出します。
今回は、子どもの病気や親のサポート、そして自身の仕事のバランスに悩んでいた当時の記録を元に、困難な時期を乗り切るための「心の持ち方」と「自分を支えてくれた道具」について共有します。いま、同じように家族のために奔走している方のヒントになれば幸いです。
1. 予期せぬ家族の病気:パニックにならずに「今」を乗り切る
子育て中、最も心を削られるのは子どもの不調ではないでしょうか。私の場合、次男が幼少の頃から痙攣発作で入退院を繰り返し、長男も中学時代に神経性大腸炎を患うという経験をしました。
【体験から学んだ付加価値】
特に小さな子どもの入院・退院は、親の仕事のスケジュールを大きく狂わせます。当時の私は、出勤前に病院の駐車場に車を置くなど、分刻みの対応をしていました。ここで大切なのは、一人で抱え込まないことです。配偶者との役割分担を視覚化し、職場には「状況を正直に伝え、甘える勇気」を持つことが、結果として長く働き続けるコツになります。
※健康に関する不安がある場合は、自己判断せず、必ず専門医の診察を受けてください。当時の私たちも、医師との密なコミュニケーションが心の支えとなりました。
2. 親への恩返しと「失敗しない」介護用品選び
40代後半になると、今度は親のサポートが始まります。私は80歳の父と77歳の母のために、18万円ほどのマッサージチェアを購入しました。
実家の両親へ贈り物をする際、つい「高機能なもの」を選びたくなりますが、実は「コンパクトさ」と「操作の単純さ」が最も重要です。高齢者にとって多機能すぎる機械は、結局使わずに置物になってしまうことが多いからです。
【マッサージチェア選びのチェックポイント】
- 部屋を圧迫しないサイズか(搬入経路の確認は必須)
- ボタンが大きく、操作が直感的か
- 強さが調節でき、高齢者の肌に刺激が強すぎないか
こうした「物理的なサポート」は、離れて暮らす親への、言葉以上に伝わる親孝行になります。
3. 仕事のストレスと「休職」という選択肢
30代から40代、私は二度の休職を経験しました。不慣れなシステムの電話対応に追われ、その作成者が不在という過酷な環境。責任感の強い人ほど、「自分がやらなければ」と抱え込み、心が悲鳴を上げてしまいます。
「休職」は後退ではありません。人生という長いマラソンにおける「給水ポイント」です。もし今、仕事で追い詰められているなら、それは「システム」や「環境」の問題であり、あなたの能力不足ではない可能性が高いことを忘れないでください。
4. 心身を整える「投資」:ランニングシューズの重要性
50代になり、私が自分への投資として選んだのがランニング(ジョギング)でした。当時購入した「ASICS ゲルカヤノ21」は、私の健康維持に欠かせない相棒となりました。
【付加価値:なぜシューズにこだわるのか】
安価なシューズで走ると膝や腰を痛めやすく、結局運動が続きません。特に「足幅(ウィズ)」の選択は重要です。私はWIDE版とNORMAL版の両方を試し、自分の足にはNORMAL版が合うことを発見しました。自分にぴったりのシューズを4足ほど用意し、交互に履くことで、靴も長持ちし、足への負担も分散されます。
驚くことに、定年退職した今でも当時のシューズを大切に履き続けています。良い道具は、人生の後半戦を支える確かな資産になります。
まとめ:静かなる咆哮を、前進する力に変えて
雨の日もあれば、晴れの日もあります。かつてスーパースターのプリンスが57歳で急逝したというニュースを聞いた日も、私は雨の中にいました。
家族のケア、親の老い、自分のキャリア。すべてを完璧にこなすのは不可能です。時には高機能なシューズを履いて外の空気を吸い、時には親に便利な家電を贈り、時には「休む」という決断をする。そうした小さな選択の積み重ねが、今の私を形作っています。
あなたの「咆哮」は、決して無駄ではありません。一歩ずつ、自分と家族を大切にする道を歩んでいきましょう。